院殿大居士

院殿大居士のランク

先祖の戒名が、院殿大居士なのでどうしたらいいか?相談がありました。

それは、すごい戒名です。なぜなら 院殿号といわれるランクの戒名を授かっている人はごくわずかです

 

戒名の基礎知識

院号は、天皇陛下が隠居したお住まいになられたお寺を意味します。嵯峨院など。

足利尊氏は、その天皇と並べてはいけないと一歩下がった意味合いで院殿号を授かったと言われてます。

それは、

足利尊氏 

等持院殿 仁山 妙義 大居士
(とうじいんでんじんざんみょうぎだいこじ)

足利尊氏が建立したお寺が「等持院」というお寺です。

また、有名な武将には、

徳川家康

安国院殿徳蓮社崇誉道和大居士

豊臣秀吉

国泰祐松院殿霊山俊龍大居士

伊達政宗

瑞巌寺殿貞山禅利大居士

文人であれば、

川端康成

文鏡院殿狐山康成大居士

総理であれば

池田勇人

大智院殿毅譽俊道勇人大居士

吉田 茂

叡光院殿徹譽明徳素涯大居士

など、そうそうたる顔ぶれが並びます。

 さて院殿号の戒名ランクを希望した場合どうすればよいか?

まず、お話をお聞かせいただきます。

戒名は、その方の生きざまであります。

生前に院殿居士ランクの戒名を希望されるのであれば、なぜなのか?

私は、その方が自分の生きざまに誇りを持っておられるのであれば、喜んでお授けしています。

しかし、没後の戒名で遺族が希望している場合は、よほどでないとお授けしません。

遺族の見栄や欲の為であれば、必要のないものです。もしろ、授からない方が遺族の為でもあります。

 

なぜなら、

今後のお布施が高くなります。

通常、院殿号の戒名相場で考えると、1000万円以上といわれています。

そして、今後の法事なども戒名のランクに合わせたお布施が求められます。

お布施は、住職の収入ではなく、お寺の管理護持していくためのものです。

有力信者がお寺を支えるのは当然の事とも言えます。

当院から、戒名を安く授かったとしても、今後が大変であることは想像できます。

 

今回の相談は、本人が望まれ、その方の功績やご先祖の流れを考えてそれにふさわしい

院殿大居士の戒名をお授けさせていただきました。