墓じまいは、どうすればいいのでしょうか?

私たちには子供がいなく、今の母をおくった後は、墓を面倒見ることが出来ません。

 

という相談が、ちょうど、昨日のつちぼとけ教室にてそのような相談がありました。

実際この様な相談も多く、お墓や遺骨にお悩みの方が最近急増していると感じます。

もっとも、墓じまいという言葉がある意味流行となってきているのかもしれません。

多くの雑誌やマスコミなどで取り上げられ、安易に考えておられることも考えられます。

 

しかし、墓じまいは、そんなに簡単ではありません。

墓じまいに大切な事を列記しておきます。

ちょっとゆっくり考え、家族と話し合ってみるのも良いのではないでしょうか?

 

まず、第1には、家族や親族の了解を得る事

先祖代々のお墓の場合は特に、勝手に決めることは出来ないものです。

お墓をさわると、運気が落ちる。災いが来る。

など俗信ですが、そのように考える方もあります。

墓じまいする理由と今後の在り方が求められます。

第2にご住職の了解を得る

墓じまい=離檀 いわゆる檀家を止めるという事になります。

今までお世話になったお寺に感謝の意を示して進めないといけません。

ボタンの掛け違いがあれば、墓じまいをするのに数百万必要になるケースも。

お墓だけ求め、亡くなった方がないため「納骨」もなく「戒名」もない。

そのような方でも相応の費用がかかったそうです。

先日相談のあった方は、なんと3,000万円を言われたそうです。

びっくりするような話ではありますが、決まった金額というのはなく

最終的には話し合いしかありません。

第3に受け入れ先をどうするか?

受け入れ先の確保をしてからでないと改葬許可がでません。(もっとも、散骨や手元供養といった理由で通る場合もあるようですが)

受け入れ先は、「合同のお墓」や「お骨仏」など協同のお墓が多く、通常は授かっている戒名でご供養してくださいます。

しかし、注意しておかないと、「戒名」を付け直ししないといけないケースも昔は多くありました。

戒名は、仏弟子になった証であり、そのお寺の住職の弟子となります。ですから、宗派や寺院によって戒名も異なります。

あとでしまった。という事の無いように、事前に戒名の件も聞いておかれることをおすすめします。

 

第4に今のお墓の住職に判子をいただきます

話し合いのうえで、了解を得て判子をいただきます。

ここまでくれば、問題ありませんが、ここまでが大変です。

何も知らない方は、突然、墓じまいの判子をいただこうと話を進めてしまいます。

突然言われた住職の気持ちになるとわかると思いますが、それではトラブルになります。

第5に、役所に改葬手続きの申請です

ここで「改葬許可証」が発行されますので、その書類を添えて受け入れ先のお寺に提出されます。

 

役所の対応は、各市町村によって様々です。

ホームページ上で書式をダウンロードできる自治体もあり、最近は便利になりました。

その為に何度も足を運ばなくてもいいようになりました。

最後に、お墓は祈りの場所

安易な気持ちで墓じまいをするのではなく、遺された遺族やお知り合いの方が手を合わせる場所です。

祈りの場所を作っていく事は、大切な事です。

たとえ、娘さんだけであっても、ご自分の先祖に手を合わせることが出来る。

とても大切な事です。

お墓参りが出来る幸せ

戒名を唱え、先祖を思う。お墓参りは、心安らぐものです。